片づけノート

収納ガイド

あの箱には、いったい何が入っている?——「下位の場所」と「冬眠」で、衣替えと引っ越しの収納箱を整える

森の編集部 7分で読める

あの箱には、いったい何が入っている?——「下位の場所」と「冬眠」で、衣替えと引っ越しの収納箱を整える

皆さん、こんにちは。風森です。

十月最初の週末、ようやく気温が下がってきました。私は踏み台を出して、クローゼットの上に積んだ収納箱を三つ、一つずつ抱えて下ろしました。去年の冬に着ていたグレーのタートルネックのセーターを探すためです。

一つ目の箱には夏の寝具、二つ目には古いコートが二着とマフラーがひと山。三つ目を開けて、ようやくセーターが見つかりました——いちばん底に押しつぶされて。

三つの箱にはどれもラベルが貼ってあり、書かれていたのは同じ言葉。「冬物」。


箱を閉じた瞬間、記憶も一緒に閉じてしまう

衣替えと引っ越しは、一年のうちでいちばん「モノをなくしやすい」ふたつの時期です。

衣替えでは、ひと季節分の服を箱に詰め、次に開けるのは半年以上先。引っ越しでは何十もの段ボールを一度に閉じ、新居に着いても何か月も開けない箱が出てきます。

整理収納の視点から見ると、収納箱がもたらす悩みはどれもよく似ています。

  • ラベルがおおざっぱすぎる:「冬物」「雑貨」「キッチン」。書いたときは十分わかりやすいと思っても、開けてみるとどの箱も似たり寄ったり。
  • 見えないと、二枚目を買ってしまう:セーターがちゃんとあるのに、見つからないせいで衣替えのたびにもう一枚買ってしまう。
  • ひとつの箱に、いくつもの行き先:引っ越しのときは、ひとつの箱の中に、すぐ使うもの、開けたら手放すべきもの、長くしまっておくものが混ざっていることもあります。

だからこそ、箱の外に字を書き足すより、開ける前に中身が分かるリストを、箱ごとに用意してあげるほうがいいのです。


衣替え:しまった服は「冬眠」に任せる

1. 箱はひとつずつ、「下位の場所」に

モノの森では、箱のために特別な機能はいりません。箱は、ひとつの「場所」です。

たとえば寝室という森の中に、まず「クローゼット」という場所があり、そこに「下位を追加」で「クローゼット上 · 箱1」「クローゼット上 · 箱2」を作ります。そして実物の箱には、アプリの中とまったく同じ名前を書いておきます。

モノの森には現在、QRコードのラベルや、コードを読み取って箱の中身を開く機能はありません。箱の外に手書きしたその数文字が、現実と森をつなぐ一本の糸になります。

2. しまった服は、「冬眠」させる

夏服を箱に入れたら、「モノ」タブでその服を長押しして複数選択し、「一括操作」を開きます。

  • まず「移植」で、まとめて「クローゼット上 · 箱2」へ移します。
  • 続けて「冬眠」を選び、ひと季節のあいだ静かに眠ってもらいます。

冬眠したモノは削除されるわけではなく、ふだん一覧を眺めるときに表示されなくなるだけです。「モノ」タブのフィルターにある「冬眠」フィルターは、初期設定が「使用中のモノ」。日々の一覧に並ぶのは、この季節に本当に着ている服だけになり、ぐっとすっきりします。

そして、特定の一着を探したいときは、そのまま検索すれば大丈夫。冬眠中のモノも検索結果には表示されるので、タップすればどの箱で眠っているかが分かります。

3. 季節が巡ってきたら、まとめて「目覚め」

来年暖かくなったら、「冬眠」フィルターを「冬眠中のモノ」に切り替えれば、夏服がずらりと並びます。複数選択して「目覚め」をタップすれば、いつもの一覧に戻ってきます。

整理しながら、ひと季節まるごと一度も思い出さなかった服を見つけたら、そのまま「お別れ」をしてあげるのもいいでしょう。

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モノの森で試してみる

「モノの森」で、家の収納箱ひとつひとつに下位の場所を作ってみませんか。衣替えでしまった服を「冬眠」させておけば、次に箱を開ける前から、中身がもう分かっています。

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引っ越し:段ボールひとつひとつに番号を

引っ越しの考え方も衣替えと同じです。ただ、箱の数がもっと多く、時間がもっと限られているだけ。

  1. まず「引っ越し中」という場所を作り、段ボールをひとつずつその下位の場所にします。たとえば「01箱 · キッチン」「02箱 · 本」。段ボールの外側にも同じ番号を書きます。
  2. 一箱ずつ登録する。箸一膳まで記録する必要はありません。大事なものや見失いやすいものだけで十分です。割れものは写真を撮り、メモに「割れもの」「最初に開ける」と書いておきます。「連続登録モード」をオンにすれば、一つ登録したらすぐ次へ進めます。箱が替わったら、場所の変更を忘れずに。
  3. 新居では、開ける前に検索。すぐ使いたい電気ケトルはどの箱? 検索すれば分かるので、十数個の段ボールを片っ端から開ける必要はありません。
  4. 荷ほどきしたら、「移植」で定位置へ。ひと箱分のモノをすべて新居の同じ棚にしまうときは、まとめて選んで「移植」で一度に新しい場所へ移します。モノの「年輪」が、この引っ越しを記録してくれます。

このリストは、引っ越しから何か月たっても浮かんでくるあの疑問にも答えてくれます。「あれ、ちゃんと持ってきたっけ?」

さらに詳しい手順は、マニュアルの引っ越し時のダンボール荷物記録とモノの冬眠をご覧ください。


正直にお伝えしたいこと

  • モノを移してから、箱を削除する。モノの森で場所を削除すると、その下位の場所と中のモノもすべて一緒に削除され、しかもそれらのモノは一時保管に入りません。箱が空になったら、中身がすべて新しい場所へ「移植」済みであることを確かめてから、その箱番号を削除してください。
  • 無料版の場所は最大10か所。箱が多いときは、「キッチン · 01〜03箱」のように部屋ごとに箱番号をまとめるか、森の守り人になって場所の数の上限をなくすこともできます。
  • 大きく整理し直す前に、バックアップを。「その他 > データ」から森林バックアップを一度作っておくと、ぐっと安心です。

森の小道から、最後に

その後、クローゼットの上の三つの「冬物」の箱は、「箱1」「箱2」「箱3」と書き直しました。

文字は減ったのに、箱の中身はかえってはっきりしました。

あの日空いた箱には、夏の冷感敷きパッドと薄手の掛け布団を入れました。いまスマホで「敷きパッド」と検索すると、寝室 → クローゼット上 · 箱1、冬眠中、と表示されます。来年の夏は、もう踏み台に乗って一つずつ箱を開けなくてもよさそうです。

よい収納とは、モノをどれだけきれいに隠すかではなく、それが必要になったその日に、無理なく呼び戻せることなのだと思います。

この衣替え、あなたの家のクローゼットの上の箱には、何が入っていますか?

今日の「生活と機能」のシェアが、あなたの暮らしと整理のヒントになれば幸いです。

それでは、また森でお会いしましょう。🌿