片づけノート

収納ガイド

家にあるのに、また買ってしまった——「場所」と「検索」で、買う前に確かめる習慣を

森の編集部 6分で読める

家にあるのに、また買ってしまった——「場所」と「検索」で、買う前に確かめる習慣を

皆さん、こんにちは。風森です。

先月、友人に荷物を送ろうとしたとき、机の周りをいくら探してもセロハンテープが見つからず、仕方なくコンビニまで一つ買いに行きました。

その夜、引き出しを片づけていると、文具ケースのいちばん下からテープが一つ出てきました。さらに奥を探ると、もう一つ。

まったく同じセロハンテープが三つ、机の上に並んだとき、思わず苦笑いしてしまいました。どれもなくしたわけではなく、ただ、どこにあるのかを私が知らなかっただけなのです。


「重複買い」は、記憶力のせいではない

あなたにも似たような経験はありませんか。四本目のハサミ、三本目の充電ケーブル。届いた荷物を開けてから、棚に未開封のシャンプーがまだ二本あったと気づく——。まずは自分を責めないでください。

探し物にかかる時間は一回あたり数分でも、一年分を積み重ねるとけっして短くはありません。そして、どうしても見つからなかったモノの少なからずが、最後には「もう一つ買う」に変わっていきます。

整理収納の視点から見ると、重複買いにはたいてい三つの理由があります。

  • しまった瞬間に、見えなくなる:片づいた家ほど、モノは扉の奥や箱の中、引き出しの奥へと収まっていきます。視界から外れたモノは、やがて記憶からも外れていきます。
  • 場所が頭の中にしかない:「寝室のどこかの棚にあったはず」という曖昧な記憶は、数か月もすれば持ちこたえられません。
  • 買い物のとき、家はそばにない:スーパーの棚の前でも、ネット通販のカート画面でも、頼れるのは一瞬よぎる印象だけ。「家にはもうなかった……よね?」

だからこそ、「すべてを覚えておこう」と自分に求めるより、記憶を持ち歩ける場所をひとつ用意してあげるほうがいいのです。


転換点:モノの森で、ひとつひとつのモノに「住所」を

1. 森 → 場所 → 下位の場所と、一段ずつ書き留める

モノの森では、寝室やキッチン、玄関といった大きな空間を「森」として表し、その中の具体的な棚や引き出し、箱を「場所」として記録します。場所の下には、さらに「下位の場所」を追加できます。

すると、あのセロハンテープの住所は「たしか机のあたり」から、こう変わります。

書斎 → 机 → 右側2段目の引き出し → 文具ケース

場所に名前をつけるときのコツは、探し物をするときに頭に浮かぶ言い方をそのまま使うこと。ふだん「テレビ台の左」と呼んでいるなら、「リビング収納ユニットA」とは名づけないほうがいいでしょう。

2. 写真一枚は、十行の説明にまさる

モノを登録するときに、ついでに一枚写真を撮っておきましょう。名前よりも写真のほうが記憶を呼び起こしやすいものです。クマ柄の収納ボックスも、赤い持ち手のハサミも、ひと目で見分けられます。

置き場所が少し変わっている場合——たとえば「冬のコートの内ポケット」——は、「メモ」に書いておけば大丈夫です。

3. 検索は、場所ごと探してくれる

「モノ」タブの検索欄にキーワードを入れると、モノの森はモノの名前、メモ、タグ、カテゴリー、森、場所の名前をまとめて探します。

ですから「テープ」で検索して、家に全部で何個あり、それぞれどこにあるかを確かめることもできますし、「文具ケース」で検索して、その箱に何が入っているかを見ることもできます。

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モノの森で試してみる

「モノの森」で、つい重複して買ってしまうモノの「住所」を記録してみませんか。次の買い物の前にさっと検索してから、買うかどうかを決めましょう。

今すぐ体験

「買う前に検索」を、買い物の瞬間に組み込む

記録が本当に役立つのは、モノを買う直前の数秒間です。

  • 売り場の前で、まず検索を開く:電池、テープ、充電ケーブル、調味料を買おうとしたら、十秒だけ検索してみましょう。家にあれば重複買いが一回減り、なければ安心して買えます。
  • 消耗品には「在庫不足」をつける:洗濯洗剤やティッシュがなくなりかけたら、使用ステータスを「在庫不足」に変えておきます。出かける前に「モノ」タブのフィルターで「在庫不足」のモノを絞り込めば、それがそのまま買い物リストになります。
  • 買いたいモノは、まず「かご」へ:かごの「ほしいもの」に、買い足したいモノを書いておきます。買ってきて森に登録したら、ほしいモノと新しいモノを関連付けましょう。
  • 同じモノが何か所かにあるとき:たとえば自宅と職場に電池が何本かずつある場合は、「ロットごとに管理」をオンにして「株分け」すれば、同じモノのロットごとに場所と数量を記録できます。

正直にお伝えしたいこと

  • モノの森は現在、バーコードの読み取りに対応していません。登録は手入力か、「森の目」で写真を撮ってAIに名前などを提案してもらい、それをご自身で確認する形になります。
  • モノの森には家族での共有機能がありません。家族に「ハサミどこ?」と聞かれたら、やはり答えるのはあなたです。ただ今度は、すぐに答えられるようになります。
  • 最初から家じゅうのモノを登録する必要はありません。無料版では30個のモノ、3つの森、10か所の場所まで記録できるので、まずはひとつのジャンルから試すには十分です。

私のおすすめは、いちばん重複買いしがちなジャンルだけから始めること。私の場合は文具と充電ケーブルでしたが、あなたなら調味料や電池、ハンドクリームかもしれません。そのジャンルの場所をはっきり記録して、一度「検索したらすぐ見つかった」を体験すれば、習慣は自然と育っていきます。

検索とフィルターのさらに詳しい使い方は、マニュアルの検索・フィルター・グループ並び替えをご覧ください。


森の小道から、最後に

あの三つのセロハンテープは、いまではすべてモノの森の同じ場所に記録されています。

その後また荷物を送るときも、家じゅうをひっくり返すことはありませんでした。スマホを開いて検索して、三秒で見つかりました。

収納とは、モノをきちんとしまうことだけではなく、未来の自分がどこへ取りに行けばいいかを知っておけるようにすることでもあるのです。

あなたの家で、いちばん重複して買ってしまうモノは何ですか?

今日の「生活と機能」のシェアが、あなたの暮らしと整理のヒントになれば幸いです。

それでは、また森でお会いしましょう。🌿